投資目標(暫定)を再作成した

今年に入ってから、投資目標を何度も見直してきたが、以下のように設定するのがいいのではないかと考えるに至った。この目標なら、短期的に手が届くイメージが描けつつ、セミリタイアを検討する上で実現性のある資産利回りになっているように思える。

  • 2026年までの目標として、資産総額4000万円(9.25年分)で年利10%を達成し、毎月26.5万円(年間318万円)を税引き後で稼げている状況を目指す。

  • 2028年までの目標として、資産総額5400万円(12.5年分)で年利10%を達成し、毎月36万円(年間432万円)を税引き後で稼げている状況を目指す。

長期的に持続可能な運用利回りはどれくらいだろうか?

検討を進める中で、このあたりの見積もりが難易度が高いと感じた。

過去の成績から今後のリターンを推定できるか

以下は、直近4年の運用成績なのだけど極めてボラタイルだ。

  • 2020年 -> 5.65%
  • 2021 年 -> 8.25%
  • 2022年 -> 25.90%
  • 2023年 -> 53.22%

仮に今後持続的に年利20%で運用できるのであれば、3000万円の資産があれば税引き後でも年間480万円が稼げる。そして、それだけの収入が毎月あれば生活費のかなりの割合をカバーできてしまう。であれば、それ以上の資産額を追い求める必要性について疑問が生じる。

これに対しては、2022年から2023年の成績は単なるラッキーパンチの可能性が高いため、今後の生計を考える上でこの期間の成績を基準に計画を立てるのはリスクが高いと結論付けた。

ではなぜ10%なのか

現在投資中の海外ファンドの2018年から2023年の成績を元に、この商品を使うのなら年利10%(税引き前)くらいのリターンは今後も出せそうだという結論に至ったため10%で設定してみた。 *1

もちろん、過去の成績は未来のリターンを保証しないのはそうだし、今後、オルカンビットコインの投資割合を増やすことでリターンの特性は変わってくると想定される。しかしながら、それを含めても年利10%という数字ならチャレンジするための最低限の実現性があると判断した。

10%の運用益を得ようとすることは、毎年10%の取り崩しを実際に行うことと同じなのか?

そうではない。別の言い方をすると、そのような考え方は採用しない。リタイアまたはセミリタイアを目的に実務的に持続可能な取り崩し方式を考えると、「運用利回り > 取り崩し率」の状態を維持する必要があることがわかってきた。そうなると、目標運用利回りと実際の運用利回り、取り崩し率は異なる指標として計測・評価することが望ましい。したがって、運用利回りと取り崩し率を同一視する方針は取らない。

しばらく寝かせて考えてみる

起案はできたので、これでしっくりくるかどうか、少し時間をおいて考えてみることにする。

*1:2020-2021に投資の商品は現在投資中の商品と異なるため、前述の成績と上記の推定は矛盾しない