先週&今週の検討を踏まえ、以下に今年の家計管理の目標のアップデート案をまとめる。
目的 - 目標 - 手段の関係性
※ 目的ドリブンの思考法を参考に記述。
目的 : 何のためにやるのか?
この項では、目的(Why)つまり、なぜやるのか?
について語る。
ざっくり、以下の2つの要素を手に入れたいと考えている。
目標 : 具体的に何が達成できるとよさそうか?
目的に書いた事項の達成のために、以下の順番で進めていくと良いと考えている。
- 1.生計における給与収入への依存度を下げる
- 2.その後、働き方を変える
後者のもう少し解像度の高いイメージは以下となる。
手段 : どうやって達成するのか?
この項以降では、手段(How)について語る。全体の中での位置付けは以下となり、給与に依存しない家計構造をどうやって実現するか?
が探求テーマとなる。
方針 - 家計のグランドデザイン
仮説
給与と生計費の銀行口座を分け、不労所得を組み合わせることで、給与収入への依存度を下げられる、がメイン仮説だ。ここでいう不労所得とは、含み益ではなく銀行口座への入金が発生する種別の所得をイメージしている。所謂キャッシュフローだ。これを進めることで給与収入に依存しない家計構造の構築
が実現できると仮定している。このアイディアを検証したい。
フロー構造
年間収入と年間支出
「目的」を踏まえ、年間の収入と支出を給与依存度の低い設計に見直す。2025年からの導入を目指す。
※夫の年金および健康保険は、勤務先にて負担される想定とする
※ふるさと納税の費用については、別途検討が必要
参考 : 2024年の年間収入(予算)
月間収支
年間予算を1ヶ月の家計に直すと、以下イメージとなる。
このうち、基礎生活費及び娯楽費の内訳は以下となる。
基礎生活費及び娯楽費のより詳細な考え方については、以下の記事を参照。
ストック構造
バケツ構造
給与依存度の低い家計構造の成功確率を高めるため、バケツ戦略(bucket strategy)を採用する。バケツ戦略は、アメリカ人でファイナンシャルプランニング事務所を経営するハロルド・エバンスキーが考案した資産運用戦略だ。株式相場が暴落時のパニック売りを防ぐことを目的にしており、数年分の現金を持とう、というのが基本的なアイディアとなる。
運用イメージとしては、年に1回、1/1にリバランスを実施し、安全バッファバケツに1年、生活費バケツに2年分の生活費がある状態に戻るよう調整を行う。
長期バケツ はさらに、(1) capital gain block と (2) income gain block にわける。income gain blockの目的は、年間288万円の生活費を利回りとして生成し続けることだ。そしてcapital gain block の目的は、総資産の持続的な成長をドライブすることだ。
参考
実行計画 - アクションとスケジュール
給与収入と生活費の疎結合可化
給与収入と生活費の疎結合化を以下の方針で進める。
優先度1.
- [済]
2024年の生活資金の確保
優先度2.
- [済]
2025年の生活資金(投資の収入予算)の確保(288万円)
優先度3.
- [済]
BANCUICのカードローンの返済(118万円)
優先度4.
- 2025年の所得税の支払いの積立(152万円)
優先度5.
- SBIのカードローンを299万円まで減らす(76万円)
優先度6..
- [済]
2026年の生活資金(投資の収入予算)の確保 (288万円)
優先度7..
- 安全バッファバケツの資金の確保 (288万円)
具体的なスケジュールだが、
2024年7月中旬を目処に、優先度1および優先度2の確保を終える投資CFの初期構築- 優先度3の推進(2024/08-10)
- 2025年の所得税の支払いの積立(2024/11-2025/01)
- 優先度5の推進(2025/02-03)
- 優先度2の2026年分の確保
- 投資CFの期待値が年間200万に到達し次第、安全バッファバケツの予算確保に着手
の順番で進める。
キャッシュフロー作り
現状、基礎生活費が 約29万円(年間348万円)
なので最終的には、その全額を投資の含み益ではなく実キャッシュフローでカバーできている状態を目指したい。が、それだとハードルが高すぎるので、まずは年間200万円(税引き前230万円)のキャッシュフローが継続的に発生する状態の構築を目指す。
※2000万×年利10%を当座の目安として目指す
アセットアロケーション
現状、 あるべき姿と現状に大きくズレがある状態なので是正をかけていく。具体的にだが、まずは仮想通貨の割合が3%の状態を目指す。
更新履歴
2024.07.06.
- 家計のグランドデザイン
に加筆。小見出しをフロー情報とストック情報として取りまとめ。
2024.07-15. - スケジュールに2025年の所得税の積立を追加
2024.07-20. - 2025年の基礎生活費を修正し、家賃の上昇分を反映
2024.10-26. - 計画の進捗を更新。9月後半以降の諸々により、計画の修正が必要になりつつあるため、どこかで計画の刷新を行いたい。