自分の人生はどうしたら、もっと面白いものになるのだろうか?とずっと考えている。最初にこの問いをシビアに考えたのは大学四年生の頃、就職活動がうまくいかなかった時だ。あの時のみんなが向かう方向に自分がついていけてなくて、またそもそも、その方向が意義深い(maeaningful)とも思えなかったという原体験が自分の考えの根底にある気がする。「所与に与えられたデフォルト設定のロールモデルや人生のレール?みたいなものに納得いかない。であれば、DIYするしかないよね」みたいな気持ちがずっとある。
より面白い未来を作るためには、まだ見ぬものを想像する力とそれに向かうための具体的なアクションを計画し、実行する力が求められる。このあたりの話は研究者の高橋洋子さんが書いた記事でとても上手く言語化されているが、要するに刺激が未来のイマジネーションを作り、イマジネーションが情熱やワクワク感を作り、それが行動の原動力となる、そんな話だと理解している。だから、引用した記事で言われるように未来について面白いインスピレーションを沢山もらって、それについてひたすら考えて、創造を豊かにしつつ、探索的なトライを沢山していくことが大事に思う。
おそらく自分がFIREでやりたいのは、この辺りなんだと思う。今のまま働き続ける未来よりも、一度セミリタイアした上で色んな実験と探索をしていく未来の方がずっと面白いはずだと考えている自分がいる。
だから「ラットレースから脱却して人生のアガリを迎える」ためではなく、「面白い未来」というまだ解像度の足りない仮説を検証するために、セミリタイヤというProof of Value活動をしたい、という気持ちが強い。見ているのは青い鳥ではなく、それに向かって手を伸ばそうとする時に生まれる熱であり、探索の旅だ。前述の高橋洋子さんの別の記事の言葉を借りると、「命を燃やしたい」のだ。
そんなことを考えた。