貯金で不運に備えよ
ふろむださんの以下の記事で、不運に備えるための貯金という話がされていて興味深く読んだ。
ポイントは以下に尽きるのだけど、確率的に発生する「不運」のために現金を積み上げることで、 不運に遭遇した時に、それから受けるダメージを最小化する
のだそうだ。
※太字部分は著者にて追記
企業にしろ、個人にしろ、キャッシュを貯め込むと、「お金を貯め込むな」「そんな金があったら、従業員の賃金を上げろ」「もっと経済を回せ」と言う人がよくいますが、その人たちは責任をとってくれません。 そのキャッシュは、「不運引当金」なのです。 必要経費なのです。 それを使い込んだら、不運に見舞われたとき、甚大なダメージをくらうことになります。
防火バリアとしての貯金
記事を読んでいて、以下の記事で書いた 貯金は精神安定剤を思い出した。ふろむださんの記事は実利的なアドバンテージの観点を、↓の記事は心理的なアドバンテージの観点を語っているという違いはあるものの、貯金をマイナスに対するある種の防火バリアとして機能させるという考え方は近いように感じる。
今取り組んでいる路線とも整合する
自分は現在、 給与と生活費決済の疎結合化 のコンセプトのもと給与収入がなくても一定期間生存可能な量の流動資産を積み上げる
方向で現金預金の確保を進めており、結果的にふろむださんのおっしゃるような路線に向かっているようにも感じる。
セミリタイア的なことを考えると、目の前の戦術としては不労収入の確保を推進したくなるが、最終的なゴールは一生分のお金を稼ぎ切ってしまうことだと思っていてそのあたりの考え方との親和性も感じる話だった。